Pan Story
パンの輸入に関わる者として、ラインナップは一通り揃えなくては という気持ちもあり?(実は自分が見たかった)仕入れてみました。 でも、見なければ怖くて買えませんよね・・ 最近の日本のスティールバンドも人数が増えて充実してきているの で、そろそろ…
さて 前回(いつの話だ・・・)1951年大英帝国芸術文化博覧会の事 で終わりました。 この一大プロジェクトにSteel Bandを派遣することが決まり本格的な 準備に入るわけですが、当時のSteel Bandを取り巻く環境といえば、 乱闘絶えない暴力的な時代・・・ 祭…
さてさて前回は歴史のおさらいをしました。ここでずっと疑問に思っていた 謎が解けたので、お話します。僕が無知だったのかもしれないけど何でカリブ 地域がウエストインディーなのか不思議だった・・・ ハイチやアンティル諸島も一括りに西インド諸島と呼ば…
いよいよ、Panの誕生です。Tamboo Bamboo Band から派生してきます。 Tamboo Bamboo のBass Bambooは地面に叩きつける奏法ゆえ割れやすく 新たに作製する為には次の新月を待たなくてはいけません。*注1エンジンルーム誕生の際 Bass Bambo奏者が割れた竹の代…
え-、そろそろ再開しようかと思いつつ連載休止してはや二ヶ月・・ よろしければお付き合いくださいませ トリニダード&トバゴの歴史 今一度歴史を振り返ってみましょう。 この国 いやこの島が発見 されたのは、1498年7月31日(火)かの有名な、コロンブス大…
今回、Marioの来日の際にずっと気になっていたカリビアンマジックの 2種類の6 Bassについて聞いてみた。両方とも丸ごと一本のドラム缶 音域、配列が全く異なるのはなぜか・・・ カリマジはレネゲイズのメンバー中心なので当然楽器もレネゲイズに準じてる。 …
pan lab curep村冶氏主宰により開催されたクリニック 運営に協力という事で後援をさせて頂いた。ことスティールパンの世界は採算面を重視すると立ち行かなくなるので、相互協力の下に普及活動をしていかなければならず、なかばボランティアであるが、パン業…
さてさてコードのお話の実践編として、実際にコード譜を見てみたら△だの+だの? というご質問があり、blog上で回答しちゃいます。 まずは、△これはmajorの簡略化した記号です、ちなみにC△=Cmajor C△7はCmajor7・・・他の略し方として、Cmajor7をCM7とするこ…
このコーナーの締めくくりです! あっという間に80年代後期から90年代へ この時期、カリプソも進化してきてSteelbandのアレンジも複雑になってきます。 そこで、この年代特にEngine Roomに重要な役割を与えたのは、レネゲイズの カリスマ・アレンジャー、Jit…
1925−1945の間 Tamboo-Bamboo BandからSteel Bandへの変革期でもありますが、まさにこの時代に、一人のIron-Menが誕生した。 時は1930年代後期 一人のBass-Bamboo Playerの楽器が演奏中、虫食いのため真っ二つに裂けてしまう。そこで、傍らに落ちていたビス…
Steelbandの心臓部ともいうべきリズムセクションの事を指していて、Ironと呼ばれる鉄系のパーカッションを中心にしたもの。バンドのグルーヴを左右する大事なもの。Felix I.R.Blake氏の著書を読み進むうち簡単に説明できないことが判明 数回に分けてお届けし…
巷では、ホワイトデー!などというらしいが、本日は僕の42回目の誕生日である、翻訳で・・はない、本厄である。よく言ったもので本当に今年は色々な意味で試練の年になりそうな状況である・・・。この年になると、それほど感慨深い物はなくなってくるが、今…
こんなのを書いているおじさんを見つけました。 カナダに移住したトリニダーディアン?見たいですが、詳細は不明 Nathan Phillips氏の著書 Play Pan からの一章 'The Chord Pans' 我ながら変な本持ってます・・・先日のフリマ戦利品この中で氏は、一通りメロ…
実践に入る前に、大事なことを忘れてました。Cmajorのスケール つまりドレミファソラシドの事をC調のダイアトニックスケールといいます。 深く考えず言葉で覚えましょう。今度は、そのダイアトニックスケールの音階の上に二つ音を重ねて行きます・・・ CEG, …
さて、前回のトライアード(三和音)に、ひとつ音を追加しましょう。 7th まずは、7thからお話を・・ 見たまんまで、root(根音)から数えた7番目の音を三和音に追加することなんですが、用語が少々ややこしいので解説します。今まで、majorコードの場合 ほと…
さて、ギターパンの本職であるバッキングには避けて通れない問題 コード知識ですがここでは必要最低限のことを出来るだけ簡単に解説してみましょう。ややこしいところはすっ飛ばし、バッキングの楽しみを味わうための一歩を踏み出そう。例えば、弾いてみたい…
これ、結構困っている人がいるかも知れないと思い、自分の練習内容を書き出してみた。 ダブルギターの教本なんて当然ない訳で、とにかく曲をこなしていくしか無かった数年前、カリビアン・マジックのMarioに相談して、たくさんヒントをもらい、それを元に基…
恐らくカリブ地域では最も知られた詩人であろう彼は、コミカルなトーク・ショーやコメンテイターとしての活躍でも知られている。彼の書く詩は、トリニダード独特の訛りの強い英語をあえて貫き、その韻を踏むリズミカルな文体は、まさに語りかけるもの。地域…
Bass Panには、6Bassがスタンダードであるが、これは1948年 Neville Jule氏が考案した物が原点、またoil panでは無く、苛性ソーダのバレルを使用したとある。*1 6Bass は近年では6Panと呼ばれることが多く、バンドによってはHigh-Bassとも呼ばれている。し…
正式な名前ではないが、一部で呼ばれている愛称 呼んで字のとおり左利き用のテナーパンがあるらしい。何処が違うかというと、Low Cを中心に並びが正反対で左方向にC,G,D,A,E,B〜と続く。かの有名なPan Inovator "Ellie Mannette"氏の作 こんなのもあるんだな…
会社の上司が、ある日公園のフリマでトリニダード関係の本を売ってたからといって買ってきてくれた。全部で3冊、そのうち2冊はいわゆる教本 しかし残りの一冊がすごかった。ハードカヴァーで全306Pの立派な本 その名も ”TRINIDAD & TOBAGO STEELPAN HISTORY…
ある資料から、標記のスタイルのダブルギターを見つけた。 1988年スウェーデンの製作者であるUlf Kronmanの発表したものだそうだが、音域はD〜Fまで わずか16音と恐らくもっとも音域の狭いモデルだろう。 最低音をDにすることにより各音のスペースを充分確…
ここまで来たからには、チェロも整理してみよう。日本のバンドにはまだ少ない4-Celloですが、トリプル・チェロとどう違うのか?どういう差があるのか? 調べてみた。まず配列 トリプルは前にも書いたけどディミニッシュ・コードでそれぞれのパンが構成されて…
話には聞いていたがダブルギターでLow Cがある物を見つけた。 steelpan technology社の物だ! メジャー系の曲をやるのに便利だと言うことは解るが、どうも不自然な気がする。 配列を見ると、左はオーギュメントが残っているもののマイナーコードが混じってい…
6bassに関しては、大体中身は同じようです。ほとんどが5度+オクターヴ 但し6個の並び順がバンドによって?メーカーによって?違いが出ている様子。いくつかのバンドを見てきた中で、トリニダードの最近の傾向は 左側3つを幹音(ピアノの白鍵盤)右側を派生…
別名 4Bassとも呼ばれる楽器 これもオーギュメント系に入る楽器でした。但し、Bass族は結構製作者によって音盤の配置が違ったり、バンドによって並べ方(パンそのもの左右逆とか)するので、バリエーションの多い楽器みたいです。 基本は、6Bass(現地では9B…
前回、セコンドとギターがとても似ていると言う事でしたが、他のダブル・パンはどうだろうか?そう、ダブルテナーの事 パンの中でも比較的歴史の浅い楽器でもあるようで、製作者によって結構配置が違う物が多いようですね。当バンドの使用楽器TTIL社製のもの…
あえてダブルギターとしたのは、トリニにはトリプルギターもあるので区別をしてみた。 トリプルギターは、現地トリニダードでも珍しい部類になるのでギターと言えば通常はダブル!トリプルチェロとトリプルギターはまた、違う系列である、このあたりは後で触…