ダブルパン万歳!

前回、セコンドとギターがとても似ていると言う事でしたが、他のダブル・パンはどうだろうか?そう、ダブルテナーの事 パンの中でも比較的歴史の浅い楽器でもあるようで、製作者によって結構配置が違う物が多いようですね。

当バンドの使用楽器TTIL社製のものが、比較的主流のようですが例外も多いようです。
区分別のカテゴリーとしては、セコンド、ギターと同じオーギュメント属なんですがメロディー参加が多い為5度圏の影響を濃く残しているといった所ですね、テナー寄りの5度圏の影響が強い物、そしてほとんどセコンドに近いオーギュメント系のものの二つがあるようです。機会があれば調べてみましょう。

20人以上の大編成でこそ実力を発揮する楽器で、シングルテナーのオクターブ下をトレースしたり補強的な役目も大きくメロディーラインの厚みを出す!(少々個人的な感想ありm(__)m)

でも基本はオーギュメント属なので、ギター、セコンド、ダブルテナーだけで曲をやると響きが綺麗でまとまり感があり結構楽しい。パンランド・メンバーで結成したDoubles ユニットで挑戦してみたら音が綺麗に混ざり合う感じが良かった。しかし まだネタは 1曲 

番外

ダブルパンではないが、同じくオーギュメント属として
クアドロ・フォニック セコンドとほぼ同じサイズのパンx4でシリーズ中最大の音域を持つ楽器。この楽器の特性がなかなか理解できなかったんだけど、唯一?日本人プレーヤーである村冶氏と話し合う機会があり、ようやく自分なりに解釈が出来た。楽器としては、まさに大編成のために出来た楽器のようです。40人を超えてくるとアレンジ上、高域と中低域の間がさびしく気になってくる、また曲の中で強調したいフレーズを効果的に表現するために、聞かせたいフレーズをすべて補強するパートとして考えられたみたいです。
あるときはテナーのメロディー、あるときはセコンドの対旋律、あるときはギターのバッキング等など、、。だから基本はオーギュメント属のようです。ちょっと特殊な楽器ですね。おいしいトコ取りという感じもしますが、忙しくて疲れそう。音域が広いことが仇となって、全音域に渡り綺麗に響かせるのが至難の業、人により高域用のラバーと中低域用のラバーをマレット両端につけて、随時ひっくり返しながら弾いてるみたいです、一度見てみたい!!
日本のように最大40人程度の人数では不必要な楽器みたいです。なければ無いでセコンドやテナーを更にパート分けすればある程度解決しますからね。