4-Cello

ここまで来たからには、チェロも整理してみよう。日本のバンドにはまだ少ない4-Celloですが、トリプル・チェロとどう違うのか?どういう差があるのか? 調べてみた。

まず配列 トリプルは前にも書いたけどディミニッシュ・コードでそれぞれのパンが構成されています、4-Celloはテナーに近い5度圏の影響を濃く受けたもの、微妙な言い回しだがバンドにより、オーギュメントに近いものもあるみたい。
4-Celloも、ダブルテナー同様にパン族の中ではやや新人の様子。大編成化の影響で開発されたようにどこかのHPに書いてあった。話を戻そう、トリプルの位置付けは、バッキングの補強がひとつ。つまり、んちゃちゃちゃ、これを生業としているダブルギターのお手伝いを低域でやるわけですな。加えてアルペジオ この二つが大きなポイントらしい。
4-Celloは、トリプル同様アルペジオもやるんだが、カウンターメロディーをがんがんにやる訳ですよ。テナーと掛け合いや低域のソロとかね。だから、音の輪郭がはっきりするように五度圏の構成なんですね。役割分担がはっきりしてきました、by Mario.


両方備えている大編成バンドは、日本ではほとんど無いので違いがわかりにくい。トリプルだけで両方を兼ねたアレンジになっているのが実情ですね。

小編成には、トリプルで十分なようです。アレンジにもよりますが、編成小さいのに4-Celloでメロディーを低域でハモっても、やかましいだけでしょうね。音でかいから!

そういえば、原田さんのオーケストラはトリプルが二人に4-Celloが一人だ、絶妙なバランスなのはこのあたりもあるのかな?人数の割に中低域充実してるし、皆うまいし、、。

最終的には、アレンジが物をいうのかな?使い分けがうまくできれば、厚みが出て格好いいんだろうね。 うちのバンドに4-Cello欲しくなった!!