ダブルギターパンの並びについて まじめな話

あえてダブルギターとしたのは、トリニにはトリプルギターもあるので区別をしてみた。
トリプルギターは、現地トリニダードでも珍しい部類になるのでギターと言えば通常はダブル!トリプルチェロとトリプルギターはまた、違う系列である、このあたりは後で触れようかな。

最近左右どちらが正しいかという話がでて混乱しているので自分なりに整理してみた。
初めて触ったときは、先生が並べてくれていたので疑いもしなかったが、メーカー推奨の並びと逆であることが後日判明。なぜかTTIL社は最低音C#を左に持って来るように楽器に刻印してあるのだ、一度TTILの社長マイケルに聞いてみようと思っている。


ギターパンのそれぞれのパンの音盤の並びの原則まったく同じで、半音違いという楽器だから非常にシンプルだ。問題はどちらが低いほうかと言うこと。
先生に聞いたところ、セコンド弾きが結構ギターも弾くらしく左側に半音高いほうを持ってくるとセコンドに配列が似ていて良いらしい。多くのトリニのバンドはこうしている。
実際に弾いてみた感じでは、右側に高いほうを持ってくる場合よりもバッキングの手順が楽であることが判明 右側に高い音のパンを持ってくると左右の手が両外側に開くパターンが頻繁に出てくる。たとえばG&Bb、Bb&Eb ,結構出てくる頻度が高い。
一番実感できたのはパノラマ等の曲に良く出てくる超速半音階等の時に手順が楽な事。

セコンドとダブルギターはもともと同じオーギュメント繋がりだから近い関係なんだろう。
オーギュメントはコードの種類 和音の構成で三和音の一番上が+半音(増5度)のコードの事を指します。
たとえば、ギターだとF,A,C# とかC,E,G#とかBb,D,F# 同じパンの中にあるでしょ!
ダブルセコンドも同じ法則でできている、テナーの5度きっちりの並びと違って、どこか雰囲気がおかしい?ホワンとした響きになる所以であると思っている。

トリプルギターとトリプルチェロの違い、ここまでくれば解るでしょう、そう!それぞれのパンの構成音の種類が違うのだ、ギターはオーギュメント、チェロはディミニッシュ・コードで構成されている。チェロはバッキングよりも、アルペジオやカウンターメロディーが得意だ、つまり
すべての音でルート(根音)がとれるディミニッシュ・コードならどの調でも違和感なくはまると言うわけですね。 話がそれた 結局手順の問題に尽きるようなので結論から言うと左右どっちでもいいかな?なんて、ここまで長々と書いた割には なんていいかげんな!(^^ゞ

セコンドもやりたいな!なんて人は左に半音高いほうの並びをお勧めしますよ!!