ダブルギターパンの練習

これ、結構困っている人がいるかも知れないと思い、自分の練習内容を書き出してみた。
ダブルギターの教本なんて当然ない訳で、とにかく曲をこなしていくしか無かった数年前、カリビアン・マジックのMarioに相談して、たくさんヒントをもらい、それを元に基本練習をしている。

ウォーミングアップ

3連で次のパターンを弾く C#.E♭.F , G.A.B , c#.e♭.f , g・・ お分かりですね、片方のパンだけのスケール上りです。C#を右から始めれば交互に簡単にいけます。
出来たら続けて下りを。ゆっくりから始めて、可能な限りスピードアップ。
(小文字はHigh オクターヴ

ここでの注意点

1)音量はp〜mp 決して大きくなってはいけない。
2)全ての音量、粒を揃える
3)手首から肩にかけては動かさず、脱力状態をキープ
4)バチ先の音を叩く動作は2〜3cm程度以内
5)手首は、叩くことではなくnotes間の素早い移動に使う。


次は、Dのパンで同じことを繰り返し。

ここまで来ると、音の位置関係が大分頭に叩き込まれます。次はクロマチック・・そうです半音階です。上記5点を良く注意して半音階の上り下りを素早くやります。

右にC#のパンがある場合は、単純に右手の叩く位置を左手が追いかけていくパターンです。難関は下りのd.c#.c テンポが上がってくると左手が縦方向の移動になりcをバチで突き刺してしまい音が出ません。手首を左右いずれかにふり、横移動に変えると確実性が上がります。

これを繰り返すだけで、左右の音量および手の移動等のスムーズな動き、脱力感の感覚が見えてきます。小さな音量でと言う点がポイントです、元々音がでかい楽器なので音量のバランスを指先で感じることが必要ですから、ここは重要ポイント。気を抜くとすぐに、爆音でバランスを壊しますから、ご注意を。 


この後、各調のスケールなどやるんですが、続きはまた。
special thanks to Mario joseph.



おまけの解説 
ギターは、バッキングが多いため スケール等余り関係が無いように思えますが、アレンジによりパノラマ系の曲などは、がんがん出てきます。また、バッキングも高速3連系になってくると、左右のバチのバランスがシビアになってきますから、左手の動きが鈍い右利きの方にはかなり有効かと思います。昨年やったMisbehave等は、♪=480 つまり0.125秒の世界で’んちゃちゃちゃ'を叩きまくるわけです。
そりゃ、手もつりそうになるわな・・・・